ALSに対する経口剤ラジカット内用懸濁液2.1%が発売開始
田辺三菱製薬株式会社は4月17日、「ラジカット内用懸濁液2.1%」(一般名:エダラボン)について、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を適応症として、2023年3月15日に、薬価基準に収載されたことを受け、4月17日に発売を開始したと発表しました。
ラジカット内用懸濁液は、筋萎縮性側索硬化症の治療薬であるエダラボン点滴静注製剤と同一有効成分を含む経口剤であり、1日に1回5mLを投与します。
これまで、日本国内におけるエダラボンの投与経路は点滴静注に限られていたため、注射による痛みや通院・入院の負担が、患者さんにはかかっていました。この負担を軽減するため、経口投与できる内用懸濁液を新たな筋萎縮性側索硬化症の治療選択肢として開発しました。
田辺三菱製薬はプレスリリースにて「日本においてもALS患者さんの治療負担軽減を実現した『ラジカット内用懸濁液』を新たな治療選択肢としてお届けしてまいります」と述べています。