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黄色靱帯骨化症と戦うロッテ・南、どんな復活劇を描くのだろう

傷口ですか? そのノートよりも大きいですよ」。ロッテ・南昌輝投手(29)は淡々とした口調でそう答えた。7月末。中継ぎとしてフル回転していた右腕は思いもよらない病魔に襲 …

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RareS.コメント

指定難病である「黄色靱帯骨化症」と診断され、手術に成功したロッテの南投手が、少しずつ回復し、今ではブルペンで投げ込めるまでに回復しました。

黄色靭帯骨化症は、脊髄の後ろにある靭帯(黄色靭帯)が骨へと変化することで、神経である脊髄を圧迫してしまうことで、足の麻痺を起こすことのある疾患です。原因はわかっておらず、治療法としては神経を圧迫している骨の部分を切除することがあげられます。進行性であることも多く、経過を見ていくことが必要とされています。同じロッテの大隣投手も同じ病気で、今年登板した後に引退しました。

南選手は、この病気を発症後に勝利を勝ち取った唯一の投手大隣選手を超えて、「病気になった選手の中では1番成績を残したい。」と言っています。南選手は、できるだけ自分自身のことを病人だと思わないようにし、そう思われないような練習を心がけているそうです。

誰もが後天的に病気を発症すると、どのようにその病気と向き合っていけばいいのか思い悩む時期があると思います。そんななかでも、自分と同じ病気でも活躍している人がいると知ると、力になることがあります。そしていつかその人を超えるくらい活躍していくことで、世代を超え、個人を超え、人類は病気を乗り越えていくのでしょう。その一端を担う南選手を応援したいですね。

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