中等症から重症の潰瘍性大腸炎とクローン病の治療薬トレムフィア、在宅での自己投与が可能に
ヤンセンファーマ株式会社は6月1日、中等症から重症の潰瘍性大腸炎(UC)の寛解導入および維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)と中等症から重症の活動期クローン病(既存治療で効果不十分な場合に限る)の治療薬「トレムフィア(一般名:グセルクマブ(遺伝子組換え))」の「皮下注200mgシリンジ」および「皮下注200mgペン」について、在宅での自己投与が可能になったと発表しました。
潰瘍性大腸炎(指定難病97、UC)は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が生じ、びらんや潰瘍を形成する疾患です。また、クローン病(指定難病96)は免疫系の異常が関与する消化管の慢性炎症性疾患です。どちらも腹痛や下痢などの症状を伴い、継続的な治療による症状のコントロールが必要です。
今回可能となったトレムフィアの在宅自己投与は、4週間隔で行われます。この選択肢は、これまでの治療実績と、日本大腸肛門病学会、日本炎症性腸疾患学会、日本消化管学会、日本消化器病学会の4つの学会から提出された要望書に基づいて実現しました。これまで院内で受けていた治療に加えて、自宅での治療が選べるようになったことで、患者さんは通院の頻度を柔軟に調整できるようになります。これにより、治療と仕事や学校との両立がしやすくなり、生活に合わせた治療の継続につながることが期待されています。
Johnson&Johnson Innovative Medicine Japanの代表取締役社長であるクリス・リーガー氏はプレスリリースにて、「当社は、トレムフィアの臨床エビデンスのさらなる拡充に取り組むとともに、内視鏡的寛解の達成および治療の柔軟性向上を通じて治療アウトカムの水準向上を目指しています。これにより、炎症性腸疾患患者さんの疾患管理と日常生活の両立の実現を支援してまいります」と述べています。
