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潰瘍性大腸炎に対する血球細胞除去用浄化器「イムノピュア」国内での販売を開始

日機装株式会社は潰瘍性大腸炎の治療に用いられる血球除去用浄化器「イムノピュア」の国内販売を開始したことを発表しました。血球成分除去療法(アフェレシス療法)は副作用の少ない治療法としても期待されており、新たな治療法選択肢の1つになり得ると販売が待たれていました。

潰瘍性大腸炎は自己免疫疾患の一種と考えられており、自分自身の免疫機能が自分の大腸の組織を攻撃してしまうために発症します。国内の患者数は16万人以上と推定されており、若年層から発症が見られるため就学や就労に大きな影響があります。主な症状は下血や頻回の下痢、腹痛などで、一度症状が収まった(寛解した)あとも数年単位で症状が再燃する特徴があります。

潰瘍性大腸炎の治療は一般的に5-アミノサリチル酸製剤やステロイド製剤などの薬物療法が用いられます。近年では免疫調整薬や生物学的製剤などの新規薬剤も徐々に増えてきています。潰瘍性大腸炎の症状は寛解と再燃を繰り返すため、症状に合わせて薬の種類や投与量を調整する必要があります。この度開発された「イムノピュア」は血球成分除去療法(アフェレシス療法)に用いられる浄化器です。血球成分除去療法は、患者の血液中から異常な活性を持つ白血球などの免疫細胞をとりのぞく治療法で、比較的副作用の少ない治療法として知られています。

出典元
日機装株式会社 NEWS

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