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ゴーシェ病治療薬ビプリブ、医師による在宅投与が可能に

武田薬品工業株式会社はゴーシェ病治療用酵素製剤ビプリブ点滴静注用400単位について、医師による在宅投与が可能になったことを発表しました。この承認は在宅自己注射の対象薬剤に係る運用基準および日本先天代謝異常学会からの要望書等をもとに行われました。

ビプリブはゴーシェ病に対する酵素補充療法であり、定期的な投与が通院と投与が必要でした。欧米諸国では既に在宅医療が可能であることに加え、近年の新型コロナウイルス感染症流行に伴う通院への不安なども背景となっています。今回の承認を受け、医師または医師の指示を受けた看護師による在宅投与が可能になりました。

ゴーシェ病はライソゾーム病の一種であり、代謝酵素グルコセレブロシダーゼの働きが生まれつき弱い、あるいはまったくないことで糖脂質グルコセレブロシドが組織中に異常に蓄積される疾患です。肝脾腫や貧血、血小板の減少などが主な症状として見られます。

出典元
武田薬品工業株式会社


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