重症筋無力症(MG)患者さんが自分らしく過ごすためにサポートプログラム「ONWARD」を開設
ユーシービージャパン株式会社は12月1日、重症筋無力症(MG)の患者さんが自分らしく過ごすためのサポートを目的としたプログラム「ONWARD(オンワード)」を開設し、一部サービスを開始したと発表しました。
重症筋無力症(MG)は、筋力の低下により、眼瞼下垂、手足に力が入らない、しゃべりにくいなどの症状が現れる自己免疫疾患です。症状は様々で、症状の変動を予測することが難しく、また、治療の負担なども大きく、患者さんのQOL(生活の質)低下につながります。
今回開設したONWARDは、重症筋無力症(MG)という希少疾患とともに生きる患者さんが、人生の歩みを進めていけるよう、診断から治療の継続まで常に寄り添うサポートプログラムであり、グローバルUCBが開発しました。プログラムの名称は、「前へ、前進する」という意味の英語からネーミングされました。
ONWARDでは、11月28日付で発売された全身型重症筋無力症治療薬リスティーゴ皮下注280mg(一般名:ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え))を使用する患者さんに向けて、ウェブサイト上での薬剤や治療関連の情報提供、LINEアプリをベースとした症状スコアの記録、患者さん一人ひとりに対する専任のコンシェルジュによるサポート、24時間365日対応の相談受付などの機能が備わっており、すべて無料で利用可能だそうです。
ユーシービージャパンのニューロロジー事業部希少疾患領域フランチャイズ統括の伊藤幸司氏は「MGの患者さんは、多くが生涯治療を続けなければなりません。そのため、患者さんの医療ニーズを満たすのみならず、経済的なニーズや社会的なニーズをくみ取り、一人ひとりの患者さんに寄り添っていくようなプログラムになることを期待しています」と述べています。