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仏でパーキンソン病などの患者約350人に無許可の臨床試験、当局が法的措置へ

フランスでパーキンソン病などの患者350人に対して無許可の臨床試験が行われたことが判明し、当局が法的措置を取る方向で動いています。

フランスでパーキンソン病やアルツハイマー病などの神経疾患の患者約350人に対して、無許可でホルモン入りパッチ剤を使用した臨床試験が行われたということで、参加者には直ちに医師の診察を呼びかけています。フランス当局は、「極めてまれで、しかもこれほどの規模のものはさらに例がなく、公衆衛生関連法規や刑法の重大な違反に当たる」として法的手続きをとるとしています。

今回の試験を行った医師は反ワクチンを訴えているとして知られており、ウェブサイトではアルツハイマー病の原因と治療法がついに解明された」と根拠のない主張を行っているそうです。

病気を直したいという強い気持ちにも関わらず、あらゆる薬の使用も正しい手順に沿って行われる臨床試験が必要です。ただでさえ副作用のない薬は存在しない中で、人間のできる限り最大限の慎重さを持って薬の安全性や有効性を調べていくことが、医療者にとってのある種の義務でもあります。このようなことを無視した活動は到底許容されず、日々正しい手順で薬を届けられるように研究している人たちへの侮辱でもあります。こうしたことへは厳しい処置がなされてほしいですね。

元のニュースはこちらです。

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