千葉のALS患者、台風停電で命の危機 「備えの大事さ痛感」
台風15号による停電で千葉県在住でALSを患っている津田英子さんが命の危機を感じ、備えの必要性を痛感したということです。
津田さんが利用している人工呼吸器、たんの吸引器、意思疎通のための文字入力装置、電動ベッド、冷却マットのどれも電気で動いており、その殆どが動かなくなり大変な経験を余儀なくされました。
9日の明け方に停電し、アラーム音とともに人工呼吸器が内部電源に変わり、冷房等が消えることで暑さにより英子さんの体調はみるみる悪化し、熱中症に近くなったということでした。そんな中、病院に移ることが決まり、なんとか最悪の事態を回避することができたものの、停電から半日で病院に移れたということがなかったら危なかったかもしれないと心配に感じているそうです。呼吸器の内部電源は十数時間動き、予備電源は一個あるだけということで、今後は予備電源を増やすことを考えているそうです。
いつ何が起こるかわからないなかで、できる限り自分にあった防災を行っていくことが必要ですね。