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難病「表皮水疱症」根治法を確立へ 北大の研究班 患者の細胞培養し移植

日本初の再生医療等製品として承認をされていた「自家培養表皮 ジェイス」が指定難病である「表皮水疱症」への追加適用が行われ、新たな治療法としてまもなく保険診療で使用されるようになります。

「表皮水疱症」は、表皮上の細胞をつなぎとめる接着分子が少ない、あるいはなくなっていることにより、日常のちょっとした刺激で水ぶくれやただれを起こしてしまう疾患で、国内には500人以上いることが言われています。

「ジェイス」は、自分の細胞を採取し、増殖させて貼り付けられるようにしたシート状の表皮です。水ぶくれが起きない正常な皮膚があることに着目し、そこでは原因となる先天的な遺伝子異常がいつの間にか自然に修復される「復帰変異モザイク」という現象がおきていることを利用し、自然修復された正常遺伝子の皮膚細胞からつくった皮膚を移植することが新たな治療法として進められています。あくまでも、全身を一気に治療できるわけではなかったり、「復帰変異モザイク」現象が起きている患者でなければならないということがありますが、大きな一歩として期待されています。これを期にますます研究が進むといいですね。

元のニュースはこちら。

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