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リンヴォック錠の新規剤形45mg錠剤が発売

アッヴィ合同会社は11月17日、 選択的JAK 阻害剤リンヴォック(一般名:ウパダシチニブ)の新規剤形としてリンヴォック錠45mgを発売したと発表しました。この剤形は、2022年9月26日に製造販売承認され、11月16日に薬価収載されました。

低分子の選択的JAK阻害剤であるリンヴォックは、1日1回投与の経口剤。機能的選択性を示す同剤は、JAK2のペアを介してシグナルを伝達するサイトカイン受容体と比較して、JAK1またはJAK1/3を介するシグナル伝達を優先的に阻害します。

同剤は現在、複数の免疫関連疾患の治療薬として開発が進められています。2022年9月には、既存治療で効果不十分な中等症から重症の潰瘍性大腸炎(UC)を効能・効果として製造販売承認を取得。関節リウマチ、関節症性乾癬、アトピー性皮膚炎、強直性脊椎炎に続く5番目の適応症となりました。

今回、45mgが発売したことで服薬する錠剤数を減らすことができ、患者さんの負担軽減が期待されるそうです。また、リンヴォックの全ての剤形において、10錠1シートの梱包規格から7錠1シートのウィークリーシートへ順次切り替えるとのこと。これにより、1週間の服薬を1シートで管理でき、患者さんの飲み忘れを防ぐことが期待されます。

出典
アッヴィ合同会社 プレスリリース

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