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ドラベ症候群に伴うてんかん発作治療剤フィンテプラが発売

日本新薬株式会社は11月16日、ドラベ症候群に伴うてんかん発作治療剤「フィンテプラ内用液2.2 mg/mL(一般名:フェンフルラミン塩酸塩)」の国内の販売を開始したと発表しました。

同剤は、ユーシービージャパン株式会社が2022年9月26日に厚生労働省から製造販売承認を取得しています。日本新薬は2019年3月18日に米Zogenix社(現ユーシービー社)と日本国内における独占的販売契約を締結しており、当該契約に基づいて、情報提供活動および販売を行います。

指定難病であるドラベ症候群は、多くの場合は1歳未満で発症し、発熱や体温上昇時のけいれんなどの症状が現れる重症の小児てんかん症候群のひとつです。日本における患者数は推定3,000人といわれています。疾患に起因する身体的、心理的な負担や介護や経済的な負担の大きさのため、患者さんとその家族や介護者の QOL (生活の質)に著しい負担と影響を及ぼします。

フィンテプラは、セロトニン作動薬として5-HT1D、5-HT2Aおよび5-HT2C受容体に対するアゴニスト活性を示すセロトニンを強力に放出。また、シグマ‐1受容体のポジティブモジュレーターとして作用し、発作を抑制する二重活性を有するといいます。

日本新薬は、プレスリリースにて「当社では難病・希少疾患を注力領域として位置づけており、本剤の医薬品情報を医療機関へ適切にお届けすることで、ドラベ症候群に苦しむ患者さんの治療に貢献できるものと考えています」と述べています。

出典
日本新薬株式会社 プレスリリース
ユーシービージャパン株式会社 プレスリリース

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