全身型若年性特発性関節炎(sJIA)および成人発症スチル病(AOSD)治療薬キネレット皮下注100mgが発売
Swedish Orphan Biovitrum Japan株式会社は、「キネレット皮下注100mgシリンジ(一般名:アナキンラ(遺伝子組換え))」を8月20日付で発売したと発表しました。
全身型若年性特発性関節炎(sJIA)は小児期に発症する炎症性疾患で、発熱や皮疹、多臓器症状が特徴です。成人に発症する成人発症スチル病(AOSD)は全身型若年性特発性関節炎(sJIA)と類似し、高熱やサーモンピンク色の皮疹、関節痛を特徴とする比較的まれな疾患です。いずれもIL-1やIL-6の過剰産生などが関与しており、重篤な合併症であるマクロファージ活性化症候群の発症リスクがあります。
キネレットは、主要な炎症性サイトカインであるインターロイキン-1(IL-1)のα(アルファ)およびβ(ベータ)が受容体へ結合するのを阻害し、炎症シグナルの伝達を抑制して全身性炎症を制御します。通常、成人および生後8カ月以上かつ体重10kg以上の小児の体重に応じて皮下投与します。50kg以上は1日1回100mg、50kg未満は1日1回1kg当たり2mgを投与します。16歳未満で効果不十分な場合は体重1kg当たり最大4mgまで増量可能です。

Swedish Orphan Biovitrum Japan代表取締役社長の金哲大氏はプレスリリースにて、「この度、初期治療から使用可能なキネレットが日本で発売されたことを大変うれしく思います。 sJIAおよびAOSDの治療には長年アンメットニーズがあり、今回の発売が現行の治療にパラダイムシフトを起こし患者さんとご家族の皆さまにとって、より安心して治療に取り組める新たな選択肢となることを心より願っています。Sobi Japanは、本剤をはじめとして、希少・難治性疾患の患者さんに対し、革新的な治療選択肢を提供することで、今後もより良い医療の実現に貢献してまいります」と述べています。
