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【カナダ】筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対するRADICAVA Oral Suspensionの承認を取得

田辺三菱製薬株式会社は11月9日、RADICAVA Oral Suspension(ラジカヴァ経口懸濁剤)(一般名:エダラボン)の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を適応症とする承認を、11月8日にカナダにおいて取得したと発表しました。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、手足・のど・舌の筋肉など呼吸に必要な筋力が低下し、徐々に力が入らなくなる疾患です。筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者数は、カナダで約3,000人、米国で約20,000人と推定されています。

ラジカヴァ経口懸濁剤は、ALS治療薬であるエダラボン点滴静注製剤(日本製品名:「ラジカット注30mg」および「ラジカット点滴静注バッグ30mg」)と同一有効成分を含む製剤。ラジカヴァ経口懸濁剤は、5ミリリットルを1日に1回、経口または胃ろうから投与されます。

これまで、エダラボンの投与経路は点滴静注に限られていましたが、2022年5月12日に米国においてラジカヴァ経口懸濁剤(米国製品名:RADICAVA ORS)が承認され、経口や胃ろうから投与できるという新たな選択肢が増えたこともあり、9月末時点で約2,000人の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者さんに使用されているといいます。

田辺三菱製薬グループはプレスリリースにて「注射による痛みや投与のための通院など、ALS患者さんの負担を軽減するため、ラジカヴァ経口懸濁剤を新たなALS治療の選択肢としてお届けできるよう、既に承認となった米国、カナダ以外にも、日本およびスイスにて、承認申請を実施しています」と述べています。

出典
田辺三菱製薬株式会社 プレスリリース

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