【日本ベーリンガーインゲルハイム】ニンテダニブの進行性線維化を伴う間質性肺疾患に対する適応拡大で優先審査品目指定を取得
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社は、進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)に対するニンテダ二ブの有効性及び安全性を検証する第3 相試験(INBUILD ®試験)1の結果に基づき、「ニンテダニブエタンスルホン酸塩」のPF-ILDに対する適応拡大の製造販売承認事項一部変更承認申請を厚生労働省へ行いました。また、本薬剤は優先審査品目に指定されました。
間質性肺疾患(ILD)は、肺組織が不可逆的に損傷され、肺機能に悪影響を及ぼす200を超える肺疾患を包含する大きなグループで捉えられます。ILD患者では、肺の線維化、肺機能の低下、及び生活の質(QOL)の悪化を引き起こし、早期死亡につながるといった、ある時点において、肺の線維化がみられる間質性肺炎(IIPs)の代表的疾患である特発性肺線維症(IPF)に類似した臨床経過をたどる進行性の線維化がみられることがあります。進行性の肺の線維化は、個々の原疾患によらず、疾患の臨床経過及び症状が類似しています。