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順大ら、ライソゾーム病とパーキンソン病の共通分子を発見

指定難病のライソゾーム病の中でも、マルチプルスルファターゼ欠損症などで活性の低下するアリールスルファターゼAが、別の指定難病であるパーキンソン病や認知症の病気の重症度や進行などに影響するということがわかりました。

ライソゾーム病は、細胞内の不要な物質を分解する機能を持つライソゾーム(リソソーム)が、分解する際に必要な武器である酵素の異常によりうまく機能せず、細胞内に不要な物質が溜まってしまうことで、結果的に症状を起こします。酵素の異常は、遺伝子の変異により起こり、働かなくなった酵素の種類ごとに概ねそれぞれ異なる名前がつけられています。

アリールスルファターゼAが本来ならライソゾームの外で行ってきた不要物質の分解が行われないことで溜まってきてしまう物質が、パーキンソン病に関係していることが判明しました。こうしたことから、ライソゾーム病の原因となる他の酵素でもこのように他の疾患に関係している可能性があります。複雑に絡み合っているシステムが少しずつですが解明されつつありますね。

元のニュースはこちら。

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