1. HOME
  2. 難病・希少疾患ニュース
  3. パーキンソン病の薬、ALSにも効果 iPS細胞で発見

パーキンソン病の薬、ALSにも効果 iPS細胞で発見

iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って病気の状態を再現し、薬の候補を探す「創薬」により、パーキンソン病の既存薬が筋萎縮性側索硬化症(ALS)に効くことを、慶応大 …

続きはこちら

RareS.コメント

iPS細胞を利用することでALSの病態を再現し、様々な薬の候補の効果を確認したところ、パーキンソン病の薬としてすでに使われている薬がALSに対しても効果を持つ可能性が示されました。

今回、患者から作成されたiPS細胞を利用することで、実験系においてALSの病態を再現することができました。このように再現することで、患者の体の中でどのようなことがおきているかということや、それに対して既存の薬で有効なものが存在するかということを検証していくことができます。こうした「iPS創薬」はこれから様々な病気に対しても行われていくことが期待されており、今回もそうした流れの一環となっています。

今回の結果が必ずしもすぐ薬として使用されるようになるとは限らず、引き続き研究が行われる必要があります。そうした一つ一つ厳密に行われた研究を通じて薬が作られ、使用されていくということを考えると、ありふれたように見える薬でも大切に正しく服用していきたいですね。

関連記事