ビンゼレックス、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症の適応で新発売
ユーシービージャパン株式会社は4月20日、乾癬治療薬「ビンゼレックス(R)皮下注 160mg シリンジ、同皮下注オートインジェクター」(一般名:ビメキズマブ)の販売が開始したと発表しました。
ビンゼレックスは、ユーシービー社が開発した新規作用機序を有する生物学的製剤。IL-17AとIL-17Fをともに選択的かつ直接的に阻害するヒト化モノクローナル IgG1 抗体で、2022 年 1 月 20 日に、「既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症」に対する効能・効果で製造販売承認を取得していました。
乾癬の患者さんを対象としたビンゼレックス臨床開発プログラムには、第II相試験および第III相試験に合計 186 例の日本人乾癬患者さんが参加。なお、乾癬性関節炎(関節症性乾癬)に関しても、別途進行中のグローバル第III相臨床開発プログラムに日本も参加しています。
ユーシービージャパン代表取締役社長の菊池加奈子氏はプレスリリースにて、「未だ満たされていないニーズの多い乾癬治療に対して、新たな治療薬を患者さんにお届けできることを大変嬉しく思います。ビンゼレックスが、乾癬の新たな治療選択肢となり、一人でも多くの日本の患者さんのお役に立てることを心より願っております」と述べています。