患者さんの負担軽減が期待される献血グロベニン-I 10%静注を発売
武田薬品工業株式会社は7月6日、2026年2月10日に厚生労働省から製造販売承認を取得した国内血漿由来の静注用人免疫グロブリン製剤である献血グロベニン-I 10%静注(一般名:ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン、開発コード:TAK-961)を発売したと発表しました。
献血グロベニン-I 10%静注は、既存製剤の凍結乾燥製剤から液状製剤へと剤形が改良され、有効成分の濃度も既存製剤の5%から10%へと高められています。有効成分が高濃度になったことで投与する液量が減少し、投与にかかる時間も短縮されます。これによって投与液量の負荷を軽減した大量療法が可能となるため、患者さんの負担が減ることが期待されます。また、従来の製剤は投与する前に凍結乾燥粉末を溶かす作業が必要でしたが、同剤ではその溶解操作が不要となりました。
武田薬品のジャパン ファーマビジネス ユニット第二事業部 ヘッドである大山尚貢氏はプレスリリースにて、「幅広い効能を有し、投与時間の短縮と投与液量の負荷を軽減した大量療法を可能とする国内血漿由来の献血グロベニン-I 10%静注を日本の患者さんにお届けできることを嬉しく思います。国内血漿由来の静注用人免疫グロブリン製剤を治療選択肢としてお届けすることにより、国内の安定供給と血漿分画製剤の国内自給率の向上に貢献できるよう尽力してまいります」と述べています。
なお、献血グロベニン-I 10%静注は、国内血漿由来の既存の静注用人免疫グロブリン製剤である献血グロベニン-I静注用(5%製剤、一般名:乾燥ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン、以下、「既存製剤」)が承認されている効能又は効果を対象として、2026年2月10日に厚生労働省より製造販売承認を取得しており、2025年8月29日に自己免疫性脳炎を効能効果として、希少疾病用医薬品指定を受け、2026年6月19日に、自己免疫性脳炎に対する適応追加に係る製造販売承認事項一部変更承認を厚生労働省から取得しました。
