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レズロック、小児慢性GVHDに対する第I/II相臨床試験を日本で開始

Meiji Seika ファルマ株式会社は4月24日、小児の慢性移植片対宿主病(慢性GVHD)の患者さんを対象とした治療薬「レズロック(一般名:ベルモスジルメシル酸塩)」の第I/II相臨床試験を日本で開始したことを発表しました。

慢性GVHDは、同種造血幹細胞移植を受けた患者さんにおいて、疲労感や慢性的な痛み、臓器機能障害など多様な症状を引き起こす病態で、移植後長期間続くことがあります。これらの症状は主に炎症と線維化によって起こると考えられており、移植患者における再発以外の要因による死亡や重症化の主要な原因となっています。

レズロックは、炎症および線維化反応の伝達経路で重要な役割を果たすタンパク質であるROCK2を選択的に阻害する、世界で初めて承認された薬剤です。日本ではすでに、成人および12歳以上の小児の慢性GVHD治療薬として販売されており、台湾やタイでも提供されています。

今回日本で開始された臨床試験は、サノフィが主導する国際的な第I/II相臨床試験に参画する形で実施され、Meiji Seika ファルマがその実施を支援します。試験の第I相パートでは1歳以上12歳未満の患者さんを対象に小児向けの推奨用量を確立し、第II相パートでは1歳以上18歳未満の患者さんを対象に安全性や忍容性、有効性を評価します。試験完了後、Meiji Seika ファルマはロメック・ファーマ合同会社との提携のもと、同適応についての日本国内での承認申請および販売を行う予定です。これまでの対象年齢に加えて1歳以上12歳未満の小児へと適応を拡大することで、レズロックを新たな治療選択肢として確立することを目指しています。

出典
Meiji Seika ファルマ株式会社 プレスリリース

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