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リツキサン、自己免疫性溶血性貧血(AIHA)への適応追加承認を取得

全薬工業株式会社と中外製薬株式会社は2月19日、両社で共同販売を行っている抗CD20モノクローナル抗体「リツキサン点滴静注100mg、同500mg[一般名:リツキシマブ(遺伝子組換え)](以下「リツキサン」)」について、本日、製造販売業者である全薬工業が「自己免疫性溶血性貧血(AIHA)」に対する適応追加の承認を厚生労働省より取得したと発表しました。

自己免疫性溶血性貧血(AIHA、指定難病61)は、赤血球膜上の抗原と反応する自己抗体が後天的に作られ、赤血球が破壊されることで赤血球の寿命が著しく短くなる病気です。自己抗体が体温(37℃)近くで反応する温式自己免疫性溶血性貧血(温式AIHA)と、体温以下の低温条件で反応する冷式自己免疫性溶血性貧血(冷式AIHA)[寒冷凝集素症(以下、CAD)および発作性寒冷ヘモグロビン尿症(以下、PCH)]に分けられます。どちらの病型も、感染、免疫不全、免疫系の失調、ホルモン環境、薬剤、腫瘍等が病因として関与すると考えられています。

リツキサンは、特定のB細胞の表面にあるタンパク質に結合し、体内の免疫系を利用して標的となる細胞を攻撃する働きを持ちます。自己抗体が出現する自己免疫性溶血性貧血(AIHA)において、リツキサンがB細胞を取り除くことで治療効果を発揮することが期待されています。

今回の承認は、日本血液学会および日本小児血液・がん学会からの開発要望を受けて進められたものです。2025年7月に開催された厚生労働省の会議で公知申請を行って差し支えないと決定されたことを受け、全薬工業が同年8月29日に公知申請を行いました。

出典
中外製薬株式会社 プレスリリース

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