米国でパーキンソン病のオフ症状治療薬「KYNMOBI™」新発売
大日本住友製薬株式会社の米国子会社であるサノビオン・ファーマシューティカルズ・インクは米国において、パーキンソン病に伴うオフ症状の改善を目的とした舌下投与フィルム製剤「KYNMOBI™(キンモビ)」(一般名:アポモルヒネ塩酸塩水和物)を発売したことを発表しました。
「KYNMOBI™(キンモビ)」はアポモルヒネ塩酸塩(ドパミン作動薬)を有効成分としており、米国で初めて発売された、パーキンソン病に伴うオフ症状の治療薬としての舌下投与フィルム製剤です。舌の下で溶かせるため、患者は必要に応じてオフ症状を改善できます。
承認に先立って行われたフェーズ3試験では、「KYNMOBI™(キンモビ)」を投与した患者はプラセボ薬を投与した患者と比較し、投与開始12週後の投与15分後から運動症状が改善がみられはじめ、投与30分後の運動症状が有意に改善されました。さらに48週間の長期的な投与の結果、長期的な有効性、安全性、忍容性が示されました。