【キッセイ薬品】補体C5a受容体阻害剤「アバコパン(CCX168)」の国際共同第Ⅲ相臨床試験(ADVOCATE試験)の結果について
キッセイ薬品工業株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役会長兼最高経営責任者:神澤陸雄)は、2017年6月に日本国内における独占的開発・販売権を導入した補体C5a受容体阻害剤「アバコパン(一般名、開発番号CCX168)」のライセンサーであるビフォー・フレゼニウス・メディカル・ケア・リーナル・ファーマ社(Vifor Fresenius Medical Care Renal Pharma Ltd.、本社:スイス ザンクト・ガレン、CEO:Stefan Schulze)及び創製元であるケモセントリクス社(ChemoCentryx, Inc.、本社:アメリカ、CEO:Thomas J. Schall)が、2019年11月25日(米国東部時間)に、アバコパンの国際共同第Ⅲ相臨床試験(ADVOCATE試験)の結果について、発表しましたことをお知らせいたします。
ADVOCATE試験は、日本を含む世界20ヵ国においてANCA関連血管炎の患者さん331人を対象に、現在の標準治療である副腎皮質ステロイドを対照として実施された二重盲検比較試験であり、主要評価項目はバーミンガム血管炎活動スコア(BVAS)を用いた投与26週時の血管炎症状の寛解率及び投与52週時の寛解維持率です。本試験の結果、アバコパン治療群は、標準治療群に対し、26週における非劣性及び52週における統計的に有意な優越性を示しました。