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ベリナートによる在宅治療中の遺伝性血管性浮腫(HAE)患者さんの薬剤運搬の負担軽減を目的に医薬品配送サービス「CSLホームデリバリー」を開設

CSLベーリング株式会社は12月6日、遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作発症抑制薬「ベリナート皮下注用2000」による在宅治療を行っている患者さんに対して、医薬品配送サービス「CSL ホームデリバリー」を、2023年12月1日より全国で開始したと発表しました。

遺伝性血管性浮腫(HAE)は、遺伝子変異により血液中のC1インアクチベーターが低下もしくは機能異常を起こし、顔や手足など全身のさまざまな部分が急に腫れたりむくんだりする遺伝性の疾患です。国の指定難病である「原発性免疫不全症候群」の1つに認定されており、日本で診断・治療中の患者さんは約430名いるという報告があります。

ベリナート皮下注用2000は、「遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制」を効能・効果として発売した週2回皮下投与の生体由来成分C1インヒビターの補充療法です。

このたび、12月1日に、新医薬品の2週間投薬期間制限が解除され、患者さんが大量の薬剤を適切かつ安全に持ち帰る必要があります。そこで、患者さんの薬剤運搬をサポートするために「CSLホームデリバリー」を開始しました。

今回サービスを開始したCSL ホームデリバリーは、患者さんの薬剤運搬の負担軽減を目的に、定期受診の際に処方される医薬品、医療材料を、患者さんのご自宅に安全・確実に配送するCSLベーリングの医薬品宅配サービスです。

CSL ホームデリバリーは、患者さんの薬剤運搬の負担軽減を目的に、定期受診の際に処方される医薬品、医療材料を、患者さんのご自宅に安全・確実に配送するCSLベーリングの医薬品宅配サービスです。CSL ホームデリバリーでは、患者さんの薬剤を、適切な温度管理で配達できるように、輸送時はCSLが開発した専用の輸送ボックスを用います。また、物流面の安全確保措置として、佐川急便の所有するチャーターサービス(貸し切り)を患者さん毎に手配することで他の一般貨物と混載なくお届けすることが可能です。さらに患者さん宅に指定時間に配達後、佐川急便が完了報告を調剤薬局に行うことで、集荷から配達完了までを適切に追跡管理する仕組みだそうです。

画像はリリースより

CSLベーリング株式会社は「CSL ホームデリバリー」の開設について「CSLベーリングはこれまでも患者さんへのサポートプログラムを推進しており、患者さんのQOL向上を目指してさまざまな施策に取り組んでまいりましたが、この度の「CSL ホームデリバリー」は患者さんの薬剤運搬をサポートするために開始しました」と話しています。また、「CSLベーリングは、希少・難治性疾患の患者さん・ご家族の声に耳を傾け、アンメットニーズに応えるための取り組みを実施しています。CSLベーリングは、本取り組みが、患者さんにとって、より満足度の高い在宅治療に繋がり、適正治療および患者さんのQOLの向上に寄与できるよう、今後も尽力してまいります」と述べています。

出典
CSLベーリング株式会社 プレスリリース

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