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ファブリー病治療を目的とした遺伝子導入ヒト脂肪細胞の共同開発・実施権許諾契約を締結

杏林製薬株式会社とセルジェンテック株式会社は6月17日、セルジェンテックが実用化開発を進めているファブリー病治療を目的とした遺伝子導入ヒト脂肪細胞(Genetically Modified Adipocyte、以下GMAC)の日本国内における共同開発および実施権許諾契約を締結したと発表しました。

GMACは、患者さんの皮下脂肪から単離・培養した脂肪細胞に、治療目的の酵素やタンパク質を産生する遺伝子を独自の技術で導入し、欠損・不足する酵素やタンパク質を作り出す能力を持たせた加工脂肪細胞。GMACを1回投与すると、数年以上にわたり欠損・不足した酵素の持続的な補充を実現することができ、ファブリー病患者さんの治療およびQOLの向上に大きく貢献することが期待されます。

杏林製薬は、プレスリリースにて、「本契約によりアンメットメディカルニーズの高いファブリー病の患者さんに一日も早く新しい治療薬を提供できるよう積極的に開発を進め、革新的新薬の創製で世界に認められる企業の実現を目指します」と述べています。

出典
キョーリン製薬ホールディングス株式会社 プレスリリース

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