1. HOME
  2. 難病・希少疾患ニュース
  3. ファブリー病患者向けオンライン治療支援プログラムを開始

ファブリー病患者向けオンライン治療支援プログラムを開始

アミカス・セラピューティクス株式会社と株式会社MICINは11月5日、ファブリー病患者を対象とした治療支援プログラムの検証を開始すると発表しました。MICINの提供するオンライン診療サービス「curon(クロン)」を用いることで、服薬指導を通じて患者が治療に取り組みやすくなるよう支援するとしています。

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、院内感染などのリスクから医療機関への通院に対する不安も少なくありません。また、ファブリー病などの全身に症状がみられる疾患では複数の薬を服用する必要があり、その管理も非常に重要です。そこで近年では、二次感染や病状悪化のリスクを避けるためにも、スマートフォンアプリなどを活用した治療サポートが注目されています。

株式会社MICINは2016年よりオンライン診療サービス「curon」の提供を開始しました。患者はスマートフォンを利用し医療施設の予約から問診、診察、医薬品の配送手続きなどをオンライン上で完結出来ます。

ファブリー病は遺伝性の希少疾患であり、「ライソゾーム病」として国の指定難病にも指定されています。ライソゾームと呼ばれる細胞小器官内のα-ガラクトシダーゼ酵素の活性が生まれつき弱い、または全くないため全身に様々な症状を引き起こします。手足のいたみ、汗をかきにくい、皮疹が見られたりと全身に多くの苦痛症状があり、症状がみられる臓器や症状の程度は個人差が大きく診断も難しい疾患です。脳血管障害や心機能障害などの大きな障害に繋がる場合もあります。ファブリー病は進行性疾患であるため継続した治療が大切です。

出典元
アミカス・セラピューティクス お知らせ

関連記事