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IL-23阻害薬スキリージ点滴静注600mgおよび同皮下注360mg、中等症から重症の成人クローン病患者さんに対する承認を取得

アッヴィ合同会社は9月26日、IL-23を選択的に阻害する生物学的製剤である「スキリージ(R)点滴静注600mg」および「スキリージ(R)皮下注360mgオートドーザー」(以下、スキリージ)について、中等症から重症の成人クローン病患者さんに対する治療薬として日本における製造販売承認を取得したことを発表しました。

クローン病(CD)は、10代~20代での発症が多く、日本国内では約7万人の患者さんがいるとされる指定難病です。持続的な下痢や、腹痛、直腸出血をきたす慢性、全身性の疾患で、寛解と再熱を繰り返すことが多く、重症化し入院や手術が必要になる場合もあるため、患者さんの経済的、精神的負担になることが多い疾患です。

今回の承認は、中等症から重症の活動性クローン病患者さんを対象とした、複数の第III相国際共同試験のデータから得られた結果に基づくもの。これらの試験において、スキリージ群は寛解導入療法および維持療法のいずれにおいても、プラセボ群と比較して内視鏡的改善および臨床的寛解の有意な改善を示しました。

アッヴィ社はプレスリリースにて、「アッヴィは潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患(IBD)の領域に対して、スキリージに加えて、ヒュミラ、リンヴォックの3製品の提供を通じて、IBD患者さんに貢献してまいります」と述べています。

出典
アッヴィ合同会社 プレスリリース

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