ADHDを治療するビデオゲームが登場。自閉症、うつ病の治療にも有効か
これらはまだ申請における主要な試験の段階に至っていないが、ASD(自閉症スペクトラム障害)、MDD(大うつ病性障害)、そしてMS(多発性硬化症)の治療を目的とした臨床研究が進められている。同社はこういったゲームを用いる治療を「デジタル治療」と呼び、ヘルスケアの …
RareS.コメント
ADHD(注意欠陥/多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)、指定難病の多発性硬化症の治療を目的としたビデオゲームの臨床研究が進んでいます。こうしたゲームを用いた治療を「デジタル治療」と呼び、ヘルスケアのあり方を変えるべく、日夜研究が進んでいます。
現在特に研究が進んでいるADHD向けのゲームにおいては、300人以上の子供で、このゲームで遊んだ子は他のゲームで遊んだ子と比べて、注意力を測るテストで断然良い結果を出したという結果でした。また、このゲームは患者の能力やレベルに応じて、難易度が自動的に調整されることで、ある種パーソナライズされた治療になっています。
しばしば「良薬口に苦し」という言葉が言われるように、治療には苦痛が伴うものと思われている上に、子供にはより苦しいものでしょう。そういう意味で、今回のゲームによる治療は革新的ですね。注目していきたいですね。