リツキシマブBS点滴静注KHK、小児の慢性特発性血小板減少性紫斑病に対する用法及び用量追加の承認を取得
サンド株式会社は12月25日、協和キリン株式会社が販売している抗CD20モノクローナル抗体リツキシマブBS(製品名:リツキシマブBS点滴静注100mg「KHK」及びリツキシマブBS点滴静注500mg「KHK」)について、2024年12月25日付で小児の慢性特発性血小板減少性紫斑病(特発性血小板減少性紫斑病:ITP Idiopathic thrombocytopenic purpura)に対する用法及び用量追加の承認を取得したと発表しました。
特発性血小板減少性紫斑病(指定難病63、ITP)は、免疫の異常により血小板が減少し、紫斑や出血が起こる疾患です。病気になってから6ヶ月以内に血小板数が正常に回復する急性型は小児に多く、6ヶ月以上血小板減少が持続する慢性型は成人に多い傾向にあります。
リツキシマブBSは、通常、リツキシマブ(遺伝子組換え)[リツキシマブ後続1]として1回量375mg/m2を1週間間隔で4回点滴静注する薬剤です。これまで成人でのみ用法及び用量が規定され使用が認められており、小児に対する使用は認められていませんでした。