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無又は低ガンマグロブリン血症および慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制治療剤ハイゼントラ20%皮下注シリンジが発売

CSLベーリング株式会社は8月8日、皮下注用人免疫グロブリン製剤「ハイゼントラ20%皮下注」の新規剤形「ハイゼントラ20%皮下注4g/20mLシリンジ」を発売したと発表しました。なお、同1g/5mLシリンジ、2g/10mLシリンジは8月28日に発売予定です。

ハイゼントラ20%皮下注シリンジは、国内で初めて開発された免疫グロブリン製剤で、唯一のプレフィルドシリンジ製剤です。従来のバイアル製剤に比べ、医療従事者や患者さんのより簡便で安全な薬液移行と投与時の負担の軽減を目指して開発されました。

同剤は、2024年5月現在、米国、欧州を含む67以上の国と地域で承認されています。日本では、2013年9月に「無又は低ガンマグロブリン血症」を効能・効果として承認を取得し、2019年3月に「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の運動機能低下の進行抑制(筋力低下の改善が認められた場合)」の効能・効果が追加されました。

画像はリリースより

CSLベーリング代表取締役社長の吉田いづみ氏はプレスリリースにて、「生涯続く希少疾患や慢性疾患の場合、時間の経過とともに患者のニーズが変化する可能性があるため、柔軟性と利便性を提供する治療選択肢があることが重要です。本剤をご使用される患者さんおよび医療従事者の利便性向上と治療時の負担軽減に貢献できることを期待しています。当社は、血漿分画製剤と免疫グロブリン補充療法のグローバル・リーダーとして、希少・難治性疾患の患者さんのアンメットニーズを満たし、患者さんの人生をより豊かなものにできるよう、これからも全力で取り組む所存です。また、昨今の国内外における免疫グロブリン製剤の需要の高まりを受け、国内の免疫グロブリン製剤の安定供給に一層貢献できるよう努めてまいります」と述べています。

出典
CSLベーリング株式会社 プレスリリース

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