フェニルケトン尿症治療剤パリンジックの投薬期間制限が解除
BioMarin Pharmaceutical Japan株式会社は6月1日、フェニルケトン尿症治療剤「パリンジック皮下注用2.5mg/10mg/20mg〔一般名:ペグバリアーゼ(遺伝子組換え)〕」の投薬期間制限が2024年6月1日より解除されたと発表しました。
フェニルケトン尿症(指定難病240)は、フェニルアラニンという物質の濃度が上昇する疾患です。生まれてすぐに症状が現れることはありませんが、数カ月かけて徐々に小頭症、てんかん、重度の精神発達遅滞、行動上の問題などの徴候と症状が現れます。
パリンジックは、厚生労働省告示第97号(平成20年3月19日付)に基づき、2024年5月末日までは1回14日分を限度とする投薬期間制限が設けられていましたが、6月1日より投薬期間制限が解除されました。
BioMarin Pharmaceutical Japanはプレスリリースにて、「引き続き本剤の安全性情報収集ならびに適正使用に関する情報提供活動に努めて参ります」と述べています。