I know IBD プロジェクト、川越一番街商店街が「見えない壁」の解消に全国初の商店街として参加
アッヴィ合同会社は7月18日、炎症性腸疾患(IBD)の正しい理解を広め、患者さんが「周囲のIBDへの理解」を実感できる社会の実現に取り組んでいる活動「I know IBD プロジェクト」に、7月15日川越一番街商店街が参加したと発表しました。
炎症性腸疾患(IBD)は、大腸や小腸などの消化管に炎症が起こる疾患で、主に指定難病である潰瘍性大腸炎とクローン病の2種類があります。慢性的な下痢や腹痛といった周りに気づかれにくい症状を呈し、トイレの回数の増加や、食事の制限など患者さんの日常生活にさまざまな影響を及ぼすことがあります。また、炎症性腸疾患(IBD)患者さんは、外出時のトイレへの不安を抱えていることも多く、それを理由に外出に気後れしてしまう、活動範囲が限定的にならざるを得ないなどの「見えない壁」を抱いています。
I know IBD プロジェクトは、炎症性腸疾患(IBD)患者さんの外出時のトイレの不安解消と社会全体における炎症性腸疾患(IBD)の理解向上を目指し、2022年5月に発足しました。さらに、昨今の旅行需要の回復を受け、今年5月には、炎症性腸疾患(IBD)患者さんの日常だけでなく、非日常の外出といえる「旅」の場面にも活動を拡大することを発表しました。
今回の参加した川越一番街商店街加盟店のうち14店舗では、1カ月間のトライアル期間を設け、炎症性腸疾患(IBD)の患者さんに対して、施設・店舗内トイレの貸し出しを行います。また、同プロジェクトのステッカーを施設や店舗内に掲出し、炎症性腸疾患(IBD)の患者さんへの支援、理解の可視化に繋げます。
さらに、社会全体の炎症性腸疾患(IBD)の理解向上を目指すために、協力企業と協力店の従業員対象に、炎症性腸疾患(IBD)に関する教育資材の配布などを行います。
アッヴィ合同会社社長のジェームス・フェリシアーノ氏は「この度、全国初となる商店街の本プロジェクトへの参加をきっかけに、アッヴィは全国の商店街や観光地、自治体等のパートナーとの共創を進めていきます。そして、さらなる I know IBD プロジェクトへの賛同の拡大と社会全体での疾患認知と理解を広げることで、IBD患者さんの笑顔に貢献してまいります」と述べています。