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体外診断用医薬品カルプロテクチンPOCT モチダ、炎症性腸疾患の診断補助・クローン病の病態把握補助で保険収載

三洋化成工業株式会社、持田製薬株式会社および日水製薬株式会社は5月9日、これまで「潰瘍性大腸炎の病態把握の補助」を使用目的としていた体外診断用医薬品「カルプロテクチンPOCT モチダ」について、「炎症性腸疾患の診断補助」および「クローン病の病態把握補助」の使用目的追加が2月24日に薬事承認され、5月1日に保険収載されたと発表しました。

炎症性腸疾患(IBD)は、消化管の粘膜に慢性の炎症や潰瘍が発生する原因不明の疾患で、指定難病に登録されています。主に、潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)の2種類があります。両疾患とも寛解と再燃を繰り返す難治性の疾患であり、早期発見が寛解状態を維持することに繋がります。炎症性腸疾患においては、炎症を引き起こしている腸上皮で誘導された好中球から腸管腔へカルプロテクチンが放出され、腸管腔へ放出されたカルプロテクチンは便と共に体外へ排泄されます。

カルプロテクチンPOCT モチダは、スイスのBÜHLMANN Laboratories AGから導入し、三洋化成が製造、持田製薬がプロモーション、日水製薬が販売している体外診断用医薬品。イムノクロマト法という毛細管現象と抗原抗体反応を利用した検出方法を利用し、糞便中のカルプロテクチン濃度を測定することで、簡単に炎症を評価することができます。今回、「炎症性腸疾患の診断補助」および「クローン病の病態把握の補助」の使用目的追加により、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎及びクローン病)の診断補助から治療における病態把握の補助まで、幅広く対応できることになりました。

三洋化成、持田製薬および日水製薬の三社はプレスリリースにて、「医療現場のニーズに応える製品を通して、今後も臨床現場における医療の質の向上に貢献してまいります」と述べています。

出展
三洋化成工業株式会社 プレスリリース

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