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てんかん重積状態の治療剤「ブコラム口腔用液」、国内での製造販売承認を取得

武田薬品工業株式会社は、てんかん重積状態の治療剤である「ブコラム口腔用液」(一般名:ミダゾラム)について、厚生労働省より日本における製造販売承認を取得したことを発表しました。ブコラムは医師の指導の下で、医療機関外(家庭など)でも投与できます。

今回の承認はけいれん性てんかん重積状態を発症した18歳未満の患者を対象に行われた、ブコラムを粘膜内投与した国内の2つの試験の結果などに基づいています。てんかん重積状態とは、「発作がある程度の長さ以上に続くか、短い発作でも反復し、その間の意識の回復がないもの」と定められています。発作が5分以上続くような場合には迅速に治療を行う必要があります。

ブコラムに含まれるミダゾラムは、催眠、鎮静、麻酔作用などに加え、抗けいれん作用も有しています。即効性があり静脈内投与が可能であることから、2014年に静脈投与によるてんかん重積状態に対する治療薬として承認を取得しています。ブコラムは頬の粘膜に投与できる製剤であり、2020年2月13日に希少疾病用医薬品に指定されています。

出典元
武田薬品工業株式会社

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