ALS公表の美容家佐伯チズさん死去
「美肌師」として知られる美容家の佐伯チズ(76)が6月5日に亡くなったと、同氏のブログで公表されました。佐伯さんは今年3月に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されたことを、メッセージ動画と共に明かしていました。
葬儀はご遺族の意向により、親族のみで執り行われました。「お別れの会」等の実施については新型コロナウイルスなどの状況を鑑みながら検討し、決定しだい公表されるとのことです。
筋萎縮性側索硬化症(ALS) は、進行性で致死的な難病(指定難病2)です。脳から発せられた、筋肉を動かす指令を筋肉に届けるための神経が障害されることが明らかになっています。その結果、筋肉を動かす指令が脳から筋肉に伝わらず、筋肉が弱っていきます。ALSを診断するための目印(マーカー)がまだ見つかっていないので診断に時間がかかってしまいます。国内では1年の間に、10万人あたり約1人が新たにALSを発症すると推定されています。