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リツキサン、後天性血栓性血小板減少性紫斑病に対する適応追加の承認取得

全薬工業株式会社と中外製薬株式会社は、両社共同で販売を行っている抗CD20モノクローナル抗体「リツキサン®点滴静注100 mg、同500 mg」[一般名:リツキシマブ(遺伝子組換え)](以下、リツキサン)について、適応追加の製造販売承認を全薬工業が厚生労働省より取得したと発表しました。

血栓性血小板減少性紫斑病(thrombotic thrombocytopenic purpura : TTP)は先天性と後天性に大別されます。後天性TTPは全体の9割以上を占め、発症年齢は幼児から老年まで幅広くみられます。ADAMTS13と呼ばれる酵素はフォンヴィレブランド因子(VWF)を切断する効果が知られており、このADAMTS13の働きが低下することでTTPを発症すると考えられています。

TTPの治療第一選択として血漿交換療法が行われますが、血漿交換療法では効果がみられない場合、または早期にTTPが発見された場合の選択肢として、国内外の治療ガイドラインにリツキサンが記載されています。

今回の発表にあたり、全薬工業および中外製薬は、

後天性血栓性血小板減少性紫斑病に対する治療にリツキサンが貢献できるよう、より一層の協力体制で取り組んでまいります。

https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20200221160000_951.html

とコメントしています。

出典元
中外製薬 ニュースリリース

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