【大塚製薬】新剤形「サムスカ®OD錠」新発売
大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:樋口達夫、以下「大塚製薬」)は、バソプレシンV2-受容体拮抗剤「サムスカ®(一般名:トルバプタン)」の新剤形として「サムスカ®OD錠7.5mg・同15mg・同30mg」を11月27日から全国の医療機関向けに販売します。
サムスカは、「水だけを出す利尿薬が欲しい」という医療現場の声を受けて、
大塚製薬 が創製した薬剤です。ナトリウムなどの電解質の排泄に影響を与えず体内の余分な水のみを出すメカニズムを持つ水利尿薬として、2010年10月に「他の利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留」、2013年9月に「他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留」、2014年3月に難病である「常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)の進行抑制」の効能・効果で世界で初めて承認を取得しました。
OD錠(Oral Disintegrant錠)は口腔内崩壊錠とも呼ばれ、口の中で唾液や少量の水でも崩れやすく作られています。「サムスカOD錠」は、口腔内で速やかに崩壊するため、高齢者や嚥下機能の低下した患者さん等でも服用しやすくなっています。剤形の選択肢が増えることで、患者さんの服用時の利便性の向上が期待されます。