トイレ優先カード実現願う 潰瘍性大腸炎
指定難病の潰瘍性大腸炎を患う高橋メアリージュンさんが、Twitter上で「トイレ優先カード(実現未定)、試作中です」としたツイートを拡散しました。このカードは、行列している公衆トイレなどで順番を待たず、優先的にトイレに入れるようにするものとして検討されているそうです。
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に潰瘍やびらんが生じる指定難病で、クローン病と並んで有名な炎症性腸疾患です。近年アサコールやリアルダ、日本での発売が待たれているエンティビオなど、新薬が次々に発売されるようになっています。下痢や腹痛に見舞われることから、急に便意に見舞われることがあります。
近年ヘルプカードが普及していますが、その他にも色々なカードが検討されています。こうしたものは、配慮してもらう方だけでなく、配慮する側にも「気づかなくて手伝ってあげられなかった」「どうしてあげればいいかわからなかった」と落ち込むことがないという意味では、気持ちよく円滑に社会生活が回っていくためにはいいものでしょう。今後もこうした流れが広がっていくといいですね。