脳の信号から合成音声、言語障害の人に希望 米大学の研究で
脳の信号を利用して合成音声を作り出すことで、話す能力を失った人が、再び声を取り戻せる可能性が出てきました。
脳に電極を埋め込み、脳の言語中枢からの来た信号を解読し、唇、あご、舌、喉頭の動きをシミュレーションして、シンセサイザーで音声を生成したところ、ほとんど話し声に近かったということです。まだ、不明瞭な部分はあり、引き続き研究が必要ですが、言葉を話すことに障害を持つ人が、自然なスピードでわかりやすく言葉を発するための装置が実現可能かもしれないということです。
指定難病のALSやパーキンソン病、多発性硬化症だけでなく、脳卒中やがんなど、現代では様々な理由で話す能力をなくすことがあるだけに、注目していきたいですね。