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バイオジェン 多発性硬化症患者向けの服薬管理アプリの提供開始

「テクフィデラ」や「タイサブリ」、「アボネックス」といった指定難病の「多発性硬化症」の治療薬を販売しているバイオジェンが、このほど多発性硬化症患者向けのアプリを提供開始しました。

多発性硬化症(MS)は、脳や脊髄など中枢神経においての炎症により、脱髄をおこしてしまい、視力や運動などの身体機能が障害される神経疾患です。20代後半をピークとして、比較的広い年齢で発症し、再発と寛解を繰り返し、障害を蓄積していくことが知られています。多発性硬化症は多様な病態を示し、診断が難しい場合が知られており、いまだに多発性硬化症の中でも様々な種類のものが新たに報告され、定義づけられています。

アプリは医師が監修した多様な情報を調べられる検索機能、体調や気分を医師と共有できるように記録できるダイアリー機能、専門医の監修のもとに開発された運動プログラムの紹介機能、の3つが主に搭載されており、患者を薬だけでなく、多角的に支援していくことが期待されています。

こうしたアプリが作られ、注目されることは好ましいことですが、一方でもっと少ない疾患においては、そもそも注目すらされないということが起きているのも事実です。人数の多寡で判断することなく、決して誰もおいていかれることのないよう、たとえ理想でもその方向への希求を続けなければなりませんね。

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バイオジェン 多発性硬化症サポートナビのHPはこちらになります

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