原因不明の後天性凝固異常症（出血症）疑い症例の特別検査の実施
指定難病の「自己免疫性後天性凝固因子欠乏症」に関して、担当する研究班は疑い症例に関して特別検査を実施することを日本血栓止血学会と協力して周知しています。
指定難病となっている自己免疫性後天性凝固因子欠乏症には、自己免疫性出血病XIII/13（AiF13D）、自己免疫性von Willebrand病（AiVWFD）、後天性血友病A（AiF8D）、自己免疫性第V/5因子欠乏症（AiF5D）、自己免疫性第X/10因子欠乏症（AiF10D）があり、症例数は増加しているものの引き続き患者を見つけていくことが重要となっています。
「原因不明の出血性後天性凝固異常症」疑いの症例が見つかった場合、研究班事務局への問い合わせの上、必要に応じてスクリーニング検査、精密検査が行われます。こうした制度がうまく医師の間で広がり、早期の正確な診断が行われるようになるといいですね。
