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ブロルシズマブ、欧州委員会より滲出型加齢黄斑変性に対し承認を取得

ノバルティスファーマは2020年3月3日、抗VEGF薬ブロルシズマブ硝子体内注射液について、欧州委員会(EC)より承認を取得したことを発表いたしました。ブロルシズマブは、網膜の滲出液の消失がアフリベルセプトと比較して優れていることを示しました。ブロルシズマブは欧州連合加盟国にて適用されます。

ノバルティスファーマCEOであるMarie-France Tschudin氏は

現在、高齢の方が多い滲出型加齢黄斑変性患者さんは、自身の疾患を管理する際に、大きな困難に直面している可能性があります。ブロルシズマブの網膜の滲出液を減少させる作用は、医師が疾患活動性に基づき患者の治療を最適化する上で大きな治療価値をもたらすと考えています。私たちは、この革新的な生物学的製剤の承認を受けて、引き続き滲出型加齢黄斑変性患者さんのより充実した、すこやかな毎日のために、新しい発想で医療に貢献してまいります。

https://www.novartis.co.jp/news/media-releases/prkk20200303

とコメントしています。

網膜は目の奥にありカメラのフィルムのような役割を持ちます。加齢黄斑変性は、この網膜の中で視力の鮮明さに重要な役割を持つ、黄斑と呼ばれる部分の下に、異常な血管形成を起こすタンパク質が過剰生産されてしまう疾患です。滲出型加齢黄斑変性の初期症状として、かすみ目や視覚の歪みなどがみられます。

ノバルティスファーマはブロルシズマブを世界中の患者さんへ届けられるよう注力しており、カナダや日本でも承認申請が行われています。

出典元
ノバルティスファーマ ニュース

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