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多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(pcJIA)の治療薬として「リンヴォック」の適応追加承認を取得

アッヴィ合同会社は8月24日、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤リンヴォック錠(一般名:ウパダシチニブ水和物、以下「リンヴォック」)について、既存治療で効果不十分な多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(polyarticular course Juvenile Idiopathic Arthritis:以下、「pcJIA」)を対象とした治療薬として、適応追加承認を取得したと発表しました。

若年性特発性関節炎(JIA、指定難病107)は自己免疫疾患のひとつで、16歳未満で発症し、6週間以上持続する原因不明の慢性関節炎です。国際リウマチ学会(ILAR)の分類基準では7つの病型に区分されており、このうち疾患経過中に5つ以上の関節が罹患する原因不明の関節炎が多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(pcJIA)と定義されています。多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(pcJIA)は、若年性特発性関節炎(JIA)全症例の約30%を占める病型であり、治療を行わないと関節損傷につながる可能性があります。多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(pcJIA)の主な症状には、跛行(はこう)、起床時のこわばり、四肢を含む活動量の低下、関節腫脹、繊細な運動の困難さなどがあります。また、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(pcJIA)患者さんの45%以上は成人期まで疾患活動性が持続するとされており、長期の身体機能制限によって生活の質に著しい影響を及ぼします。

今回の承認により、2歳以上の患者さんに対して1日1回投与の経口剤であるリンヴォックによる治療が可能となります。また、体重に基づいて用量を設定する「リンヴォック内用液」も新たに追加されます。

今回の承認は、日本を含む国際共同第1相試験であるM15-340試験の結果に基づいています。これによりリンヴォックは、日本において既存治療で効果不十分な関節リウマチ、乾癬性関節炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎、強直性脊椎炎、アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、巨細胞性動脈炎に続く9番目の適応症を取得したことになります。

アッヴィ合同会社の社長ティアゴ・カンポス ロドリゲス氏はプレスリリースにて、「pcJIAは、長期にわたり日常生活に影響を及ぼし得る疾患であり、患者さんやご家族に大きな負担をもたらします。pcJIAに対する、リンヴォック錠およびリンヴォック内用液の日本での承認取得は、症状に悩む多くの患者さんにとって新たな治療選択肢となります。さらに、内用液の選択肢が加わり、より多くのpcJIA患者さんのニーズに応えることが可能となりました。アッヴィは今後も、免疫疾患領域におけるアンメットニーズに向き合い、患者さん一人ひとりのより良い未来に貢献してまいります」と述べています。

出典
アッヴィ合同会社 プレスリリース

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