持続性及び慢性免疫性血小板減少症(ITP)治療薬ウェイリズ錠400mgを発売
サノフィ株式会社は10月21日、「ウェイリズ錠400㎎」(以下、「ウェイリズ」)を発売したと発表しました。
持続性及び慢性免疫性血小板減少症(ITP)は、自己抗体などによる血小板の破壊や産生障害によって血小板数が減少し、出血リスクが高まる自己免疫疾患です。皮下出血から重篤な出血症状に至る身体的な危険性に加え、強い倦怠感や精神的な不安など、生活の質(QOL)に多大な影響を及ぼすことが知られています。これまでの治療法では十分な効果が得られない患者さんも多く、新たな治療の選択肢が求められていました。
ウェイリズは、B細胞やマクロファージなどの複数の免疫経路に関与するBTKを選択的に阻害することで、自己抗体の産生や血小板破壊の抑制を目指す薬剤です。独自の技術を応用して設計されており、標的となるBTKに可逆的かつ共有結合することで、標的以外への影響を抑えながら作用する特徴を持ちます。

サノフィのスペシャルティケアビジネスユニット希少血液疾患フランチャイズヘッド富永重人氏はプレスリリースにて、「免疫性血小板減少症(ITP)の新規治療薬としてウェイリズを発売できることを大変嬉しく思います。ウェイリズは、多面的な免疫調節を介してITPの病態改善を目指した独自の作用機序を有する薬剤です。ITP に伴う出血リスクの軽減に加え、倦怠感の改善や生活の質の向上を求める患者さんおよび医療従事者の皆さまに、新たな価値をお届けできることを期待しております。このたびの発売を機に、今後一層、適正使用の推進に向けた活動に努めてまいります」と述べています。
