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IgA腎症に対するsparsentan、国内第III相臨床試験における目標症例数に到達、症例の登録を完了

レナリスファーマ株式会社は1月29日、sparsentanのIgA腎症に対する国内第III相臨床試験において、目標症例数に到達したことから、症例の登録を完了したと発表しました。

IgA腎症(指定難病66)は、腎臓の中にある糸球体が炎症を起こし、血尿やタンパク尿などがみられる疾患です。腎不全の主な原因のひとつとして広く知られており、IgA腎症を原因として末期腎不全(透析)に移行する患者さんも多くいます。現在、IgA腎症に対する明確な治療法が乏しく、アンメットニーズが存在しています。

Sparsentanは、Travere Therapeutics社が開発し、レナリスファーマが日本、韓国、台湾、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムでの独占的開発・商業化に関するライセンスを有しています。

今回の試験は、2024年4月に治験届を提出した日本人のIgA腎症患者さんを対象とした、多施設共同、非盲検、単群試験で、約30名の日本人患者さんにおいて、sparsentanの有効性及び安全性を確認する目的で実施しており、2025年後半に尿蛋白/クレアチニン比の評価結果を得る予定です。

レナリスファーマ代表取締役CEOのBTスリングスビー氏はプレスリリースにて、「患者さん、治験参加医療機関、多くの関係者の多大なるご尽力により、被験者登録が予定よりも早く完了いたしましたことを心より感謝申し上げます。私たちは、この画期的新薬sparsentanを1日でも早く患者さんにお届けできるよう、引き続き努力を重ねてまいります」と述べています。

出典
レナリスファーマ株式会社 プレスリリース

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