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脂肪萎縮症治療薬メトレレプチン皮下注用11.25mgシオノギの製造販売承認をキエジ・ファーマが承継

キエジ・ファーマ・ジャパン株式会社と塩野義製薬株式会社は4月23日、「メトレレプチン皮下注用11.25mgシオノギ(一般名:メトレレプチン(遺伝子組換え)」の製造販売承認承継について合意し、事業承継契約書に調印したと発表しました。

メトレレプチン皮下注用11.25mgシオノギは、脂肪萎縮症により減少したレプチンを補充することによって、脂肪萎縮症における糖代謝と脂質代謝を改善する皮下注射剤です。

脂肪萎縮症(指定難病265)は、皮下脂肪や内臓脂肪などの脂肪組織が減少あるいは消失する疾患です。全身の脂肪組織が減少・消失する全身性と、四肢などの脂肪組織が減少・消失する部分性に分けられます。脂肪組織が、一定以上消失すると糖尿病や高中性脂肪血症、脂肪肝などの糖脂質代謝異常を発症し、予後不良となる場合もあります。

塩野義製薬は同剤について、2013年3月に日本における製造販売承認を取得。2013年7月から販売および情報提供活動を行っていました。2024年7月に、同剤の日本における事業の権利が、契約期間の満了に伴い開発元である米Amryt社に返還されることを受け、2024年7月24日に、キエジ・ファーマ・ジャパンが製造販売承認を承継することとなりました。

今回の承継に伴い、販売名をメトレレプチン皮下注用11.25mg「キエジ」に変更し、2024年8月に薬価基準に収載される予定です。

出典
キエジ・ファーマ・ジャパン株式会社 プレスリリース

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