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家族性高コレステロール血症および高コレステロール血症に対する国内初のsiRNA製剤レクビオを発売開始

ノバルティス ファーマ株式会社は11月22日、家族性高コレステロール血症および高コレステロール血症に対する国内初のLDLコレステロール(LDL-C)低下siRNA(低分子干渉リボ核酸)製剤、「レクビオ皮下注300mgシリンジ」(一般名:インクリシランナトリウム、以下レクビオ)を新発売したと発表しました。

高コレステロール血症は、LDL-C値が140mg/dL以上であることが診断基準と規定されており、虚血性心疾患、脳梗塞等を含む動脈硬化性心血管疾患と密接に関連しています。また、家族性高コレステロール血症は、LDL-Cが血液中で高くなり、若いときから動脈硬化が進んで、血管が細くなったり詰まったりする遺伝性疾患です。特に、心臓の血管に影響が大きいため、心筋梗塞や狭心症を引き起こすことがあります。

心疾患イベントを発症したことがあるなどの動脈硬化性心血管疾患高リスクのの患者さんは、LDL-Cの厳格な管理が必要であるものの、複数の脂質低下療法を用いてもLDL-C管理に苦慮する患者さんも少なくありません。そのため、長期的で確実なLDL-C低下効果を示し、投与回数が少なく、良好なアドヒアランスが見込める新たな治療法が望まれています。

レクビオは、LDL-CおよびPCSK9の低下効果を目的としたsiRNA製剤です。一度の投与で、半年間LDL-C管理を維持することが可能であり、患者さんの利便性に寄与するだけでなく、厳密なLDL-C管理にも貢献できます。

ノバルティス ファーマの代表取締役社長レオ・リー氏は「これまでLDL-C管理に苦慮されてきた患者さんに、このレクビオという革新的な治療を新たな選択肢としてお届けできることを、大変嬉しく思います。レクビオを使用できる患者さんは高コレステロール血症の中でも限られていますが、その中でより多くの患者さんの日常生活を豊かにすること、そしてご家族のご負担を減らすことができれば幸いです。ノバルティスは、循環器病にフォーカスする企業として、レクビオのような高度な治療モダリティの開発とそのアクセスの確立に今後も取り組んでいきます」と述べています。

出典
ノバルティス ファーマ株式会社 プレスリリース

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