遺伝性血管性浮腫患者さんの通院・発作・投薬管理のための「HAE日誌」スマートフォンアプリでの提供を開始
CSLベーリング株式会社は、遺伝性血管性浮腫(HAE)の患者さんが通院や投薬スケジュールの管理、発作の症状を記録できるアプリ「HAE日誌」を開発し、提供を開始したと発表しました。
遺伝性血管性浮腫(HAE)の患者さんのほとんどは、血液中のタンパク質のひとつであるC1インヒビターが生まれつき不足、または機能が低下しています。これにより、皮膚や粘膜の腫れやむくみを生じます。腫れやむくみは全身のあらゆる場所にあらわれますが、喉が腫れると気道をふさいで呼吸困難に陥り、命に関わる場合もあります。
遺伝性血管性浮腫(HAE)の患者さんが抱える課題のひとつには、医療従事者と患者さんの間で、発作の回数や重症度の認識についてギャップがあるといわれています。
HAE日誌は、スケジューラー機能や投与・発作の記録、カレンダー・レポート機能などの特徴を持ちます。HAE日誌に症状や投薬の記録をつけることにより、体調管理に役立てたり、通院時に正確な状況を医師へ伝えることに活用できます。
CSLベーリングは、プレスリリースにて「HAE患者さんのアンメットニーズに貢献する活動を促進し続けるとともに、患者さんのQOL向上や社会におけるHAE患者さんへの理解向上に寄与してまいります」と述べています。