筋萎縮性側索硬化症治療薬としてのロピニロール塩酸塩の国内開発権・製造販売権許諾契約をケイファーマと締結
アルフレッサ ファーマ株式会社は3月1日、株式会社ケイファーマと筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬としてのロピニロール塩酸塩の国内開発権・製造販売権許諾契約を締結したと発表しました。
筋萎縮性側索硬化症は、手足やのどなどの筋肉が徐々にやせ細り、力がなくなっていく神経変性疾患です。日本国内には、約1万人の患者様がいるといわれています。
ロピニロール塩酸塩は、これまでパーキンソン病の治療薬として国内外で広く使用されてきました。ケイファーマと慶應義塾大学はiPS創薬研究に長年取り組んでおり、その結果からロピニロール塩酸塩が筋萎縮性側索硬化症治療薬の候補化合物となることを見出しました。慶應義塾大学が実施した筋萎縮性側索硬化症患者さんを対象とした医師主導治験(第Ⅰ/Ⅱa相試験)において良好な結果が出たことにより、契約締結に至ったとしています。
今回の契約の締結により、今後、アルフレッサ ファーマは日本国内におけるロピニロール塩酸塩を活用した筋萎縮性側索硬化症治療薬の開発・製造販売する権利を有します。その契約の対価として、契約一時金や開発の進捗に応じたマイルストンペイメント、ならびに売上に応じたロイヤリティをケイファーマに支払います。
アルフレッサ ファーマはプレスリリースにて「アルフレッサ ファーマは、ロピニロール塩酸塩をALS治療の新たな選択肢として患者様に一日でも早くお届けできるよう開発を加速してまいります」と述べています。