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スティーブンスジョンソン症候群など眼疾患の診断を補助するAIシステムを構築

AI inside 株式会社らはスティーブンスジョンソン症候群(指定難病38)などの眼表面疾患の診断を補助するAIシステムの共同開発を開始したと発表しました。眼表面疾患は診断が困難で高い専門性が必要でしたが、AI技術の導入によって地域による医療格差解消に繋がると期待されています。

スティーブンスジョンソン症候群など難治性の眼表面疾患の診断には専門医の存在が欠かせません。症状が進行すると失明にも繋がるので迅速な診断が必要とされていますが、専門医の不足などから地域によっては発見が遅くなるといった課題がありました。京都府立医科大学には全国から多くの難病患者が通っていることもあり、ここで得られた知見を活用して診断を迅速化し専門性の高い医療の提供を目指しました。

スティーブンスジョンソン症候群は眼だけでなく口や鼻などの粘膜にびらん、また全身の皮膚に水ぶくれや赤い斑点が起こる難病です。発症に男女差はなく、1年間に人口100万人あたり約3.1人が発症すると推定されています。発祥の詳細なメカニズムは解明されていませんが、ウイルスの感染や薬剤の影響などで引き起こされると考えられています。

出典元
AI inside 株式会社 プレスリリース

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