食事を飲み込む動きを非接触で測定可能な装置を発明
東北大学は2020年7月21日、嚥下機能を非接触で測定できる装置を発明し特許を取得したと発表しました。将来的には、在宅医療における誤嚥性肺炎の見守り機能への応用や、この装置を活用した機能性食品の開発、新型コロナウイルス感染症を含む多くの呼吸器感染症への利用にも繋がると期待されています。
飲み込む力が弱くなると食べ物をうまく飲み込めず、誤って肺に入り込むことで肺炎(誤嚥性肺炎)を引き起こす恐れがあります。誤嚥性肺炎から死亡に繋がることもあり、注意が必要です。これまでは嚥下の機能を測るためにはバリウムや造影剤を飲んでレントゲン撮影を行うなど、大きな手間がかかっていました。そこで研究チームは三次元での映像解析により非接触的に、食べ物を飲み込む運動を測定するシステムを開発しました。さらに、味覚や触感も診断できるとのことです。
出典元
東北大学 プレスリリース